新年のご挨拶/知覚・認知・生態心理学

新年のご挨拶/知覚・認知・生態心理学

新年明けましておめでとうございます。


PPNの阿久津貴史です。




今年は元旦に能登半島地震が発生し多くの方が今この瞬間も避難生活を強いられることになっている現状に胸が痛みます。ウクライナ戦争が発生した時もウクライナには世界大会で毎年顔を合わせている仲の良い選手がいることもあり他人事に思えずしばらく情報発信を控えようか躊躇したこともありましたが、逆に元気な地域が頑張ることが支援の一つになると考えた経験がありますので、PPNとして2024年最初のメルマガをお送り致します。

 


私は今年の年末年始は実家には帰省せず仕事と学びに明け暮れています。



12月30日は弊ジムが主催したパワーリフティングの大会(第1回江古田カップ)は主催者側の自分が言うのも何ですが大成功だったと感じております。



「ベストの出る空気感」



記録系競技をされている選手はこういった空気が漂う試合というのをご経験されたことがあると思いますが、当日は正にそういった空気感が発生しました。ヒトは何を知覚してこういった空気感を感じるのか、非常に興味深いな、と大会中に感じた次第です。



大晦日から本日までは、1月1日に練習をした以外はほとんど家に籠り(一日一度は散歩と休憩時間のストレッチは実施)、普段できない長時間ぶっ通して取り組みたい仕事と学びの2つを軸に過ごしています。元々数ヶ月前から大晦日から3日まではそのように過ごす計画をしておりましたので予定通りに過ごせてほっとしております。



学びということに関して私は以前に紹介した「ストレングスファインダー2.0」から分析できる自分の強みトップ5に「学び」が入っておりまして、基本的に学ぶことが大好きなのですが、日頃なかなかまとまった時間を確保できないのでこの年末年始に専門的なことを数点学んでおります。ジャンルとしては2022年の秋頃からたまにメルマガにも登場している知覚・認知、そして生態心理学に関してです。昨年はサッカー関係の書籍で生態心理学をベースにした練習を勧めるものが出てきたりしておりますが(その書籍に関してはまた別の機会に触れたいと思います)、2024年は生態心理学の考えがあらゆるスポーツの一般層にも一気に拡散していくかと考えております。正に思考における自己組織化が起きる一年になりそうです。(生態心理学にご興味のある方はテンミニッツTVにてこの学問の日本における第一人者でもある佐々木正人氏のお話を聞くことができますので是非ご覧ください。佐々木正人氏は運動制御分野の核となる問い「自由度の問題」を提唱した旧ソ連の運動生理学者ニコライ・ベルシュタインの書籍「デクステリティ 巧みさとその発達」の日本語訳もされている著名な学者です。)


 

私は昨年競技生活を引退したことによってできた時間を「学び」の時間に変え、それを少しでも皆様にとって有益な形になるよう共有していける、そのような一年にできればと考えております。



皆様の今年一年のご健康とご多幸、そして目標達成を心よりお祈り申し上げます。


2024年も宜しくお願い申し上げます。


 


ピークパフォーマンスニュートリション阿久津貴史

 

*2024年1月2日配信メルマガ


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