脳由来神経栄養因子
神経細胞の生存やシナプス可塑性に関わるタンパク質。 学習・記憶の神経生物学的基盤を考えるうえで重要な因子です。
COGNITIVE PERFORMANCE / 04
WHOLE COFFEE CHERRY EXTRACT
THE SCIENCE OF ADAPTATION
脳は情報を受け取り、処理するだけの器官ではありません。 学習や経験に応じて、その働きを変化させています。
CognatiQ®は、コーヒーチェリー由来の ポリフェノールを含む植物エキス。 BDNFや認知機能との関係について、 ヒトを対象とした研究が進められています。
EXPLORE THE SCIENCE私たちの認知機能は、その瞬間の情報処理だけで 成立しているわけではありません。
新しい情報を学習する。経験を記憶する。 環境の変化に応じて行動を調整する。
こうした過程には、神経系が経験に応じて 機能や結合を変化させる性質である 神経可塑性(Neuroplasticity) が関わっています。
PPNでは、この視点を ADAPTATION / 適応 として位置づけています。
※この4段階は、PPNが認知パフォーマンスと原料の研究背景を整理するための概念的な枠組みです。 各成分が特定の認知過程のみに作用することを意味するものではありません。
COFFEA ARABICA
CognatiQ®は、アラビカコーヒーノキ (Coffea arabica)の果実に由来する 植物エキスです。
一般的なコーヒーでは、主に種子である コーヒー豆が利用されます。 CognatiQ®は果実全体に着目し、 ポリフェノールを含む原料として開発されました。
原料開発メーカーは米国の VDF FutureCeuticals。 以前はNeuroFactor™の名称でも研究・紹介されていました。
日本国内では、輸入元のメイプロが 原料規格やヒト研究に関する情報を公開しています。
日本の輸入元資料には、カフェイン含量2%(参考値)と記載されています。 したがってCognatiQ®を「カフェインゼロ」と説明することは適切ではありません。 実際の採用原料については、製品ロットの規格・分析情報を確認する必要があります。
THE SCIENCE OF ADAPTATION
BDNFとは、 Brain-Derived Neurotrophic Factor の略称です。
日本語では「脳由来神経栄養因子」と呼ばれ、 神経細胞の生存やシナプスの機能的変化などに 関与するタンパク質です。
記憶や学習に関連する神経可塑性を考えるうえで、 重要な研究対象の一つとなっています。
CognatiQ®については、摂取後の 血中BDNF濃度を評価した ヒト研究が報告されています。
※神経可塑性の概念を示す模式図です。 CognatiQ®による神経細胞の成長やシナプス形成を実測したものではありません。
神経細胞の生存やシナプス可塑性に関わるタンパク質。 学習・記憶の神経生物学的基盤を考えるうえで重要な因子です。
神経細胞間の情報伝達効率が、 活動や経験に応じて変化する性質です。
ワーキングメモリ、注意、反応抑制などの機能は、 複数の脳領域と神経ネットワークの協調によって成立しています。
血中BDNFの増加と、脳内の神経可塑性向上は同義ではありません。 血液中で測定されたBDNFの変化だけから、 脳内BDNFの増加、神経細胞の新生、 学習能力の向上を直接結論づけることはできません。
コーヒーチェリー抽出物とBDNFの関係については、 健康成人を対象とした単回摂取研究が報告されています。
Reyes-Izquierdoらの研究では、 摂取前後の血漿BDNF濃度が評価されました。
メーカー資料では、CognatiQ®100mg摂取後の 血中BDNFの増加が紹介されています。
Modulatory effect of coffee fruit extract on plasma levels of brain-derived neurotrophic factor in healthy subjects.
コーヒーチェリー抽出物の単回摂取後、 血漿BDNF濃度に変化が認められたことが報告されています。
メーカー資料では、摂取後のBDNF増加率が 大きな数値で紹介されていますが、 測定時点や比較条件を区別して解釈する必要があります。
この研究は血液中のBDNFを評価したものです。 脳内BDNF濃度や神経可塑性そのものを 直接測定した研究ではありません。
RANDOMIZED CONTROLLED TRIAL
CognatiQ®の研究では、血中BDNFだけでなく、 認知課題の遂行成績も評価されています。
2024年に発表されたRobinsonらの研究では、 成人323名を対象に、コーヒーチェリー抽出物の 単回摂取および継続摂取による 認知機能への影響が検討されました。
主な評価対象は ワーキングメモリと 反応抑制です。
Whole Coffee Cherry Extract Improves Working Memory and Response Inhibition: Acute and Longitudinal Results from a Remote, Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Clinical Trial.
ランダム化二重盲検プラセボ対照試験として、 単回摂取後の急性反応と、 28日間の継続摂取による変化が検討されました。
オンラインで実施される認知課題を用いて、 ワーキングメモリや反応抑制などが評価されています。
コーヒーチェリー抽出物の摂取条件では、 ワーキングメモリおよび反応抑制に関する 一部の指標で改善が報告されました。
これらは認知課題における成績の変化であり、 日常生活やスポーツ競技における パフォーマンス向上を直接示したものではありません。
情報を一時的に保持し、 必要に応じて更新・操作する認知機能。
状況に応じて、 不適切な反応を抑える認知制御機能。
この研究で使用された摂取量は200mgです。 PPNの111' NEURO DRIVE 2.0に含まれる CognatiQ®100mgとは異なります。 研究結果をPPN製品の摂取によって 同様に得られる効果として説明することはできません。
CognatiQ®に関連する研究では、 認知課題の成績だけでなく、 脳活動や精神的疲労についても検討されています。
ただし、研究ごとに対象者、摂取量、 試験デザインが異なります。 結果を一括して解釈するのではなく、 それぞれの条件を確認することが重要です。
Robinsonらの研究では、55〜65歳の71名を対象に、 コーヒーチェリー抽出物の摂取と 認知課題の成績との関係が検討されました。
摂取タイミングや用量によって 複数の条件が設定され、 応答時間や正確性などが評価されています。
ORIGINAL STUDY ↗Robinsonらによる小規模な研究では、 コーヒーチェリー抽出物摂取後の 脳活動や機能的結合が fMRIを用いて検討されました。
脳の働きを理解するうえで興味深い研究ですが、 対象者数が少ないため、 結果の一般化には慎重さが必要です。
ORIGINAL STUDY ↗健康成人30名を対象とした試験では、 100mgおよび300mgの コーヒーチェリー抽出物が検討されました。
認知課題を繰り返した際の 精神的疲労や注意力について、 プラセボおよびカフェイン75mgとの 比較が行われています。
メーカー資料に基づく紹介です。 群間差の有意性や効果量は、 原著論文との照合が必要です。
ADAPTATION
認知パフォーマンスは、 単一の成分や神経伝達物質だけで 説明できるものではありません。
感覚情報を受け取り、 神経系を通じて伝え、 情報を処理し、 経験に応じて適応していく。
PPNでは、この一連の過程を INPUT・TRANSMISSION・PROCESSING・ADAPTATION という4つの視点から捉えています。
CognatiQ®は、BDNFや認知機能に関する 研究背景を踏まえ、 「適応」を考える原料として採用しています。
ただし、CognatiQ®の摂取によって ヒトの神経可塑性が直接向上することが 確立されたわけではありません。
PPN COGNITIVE FORMULA
認知パフォーマンスを、複数の視点から考える。
111' NEURO DRIVE 2.0では、 CognatiQ®に加え、 Lutemax 2020®、α-GPC、Zynamite®などを 組み合わせています。
異なる研究背景を持つ原料を組み合わせ、 認知パフォーマンスを多面的に考えた PPNのフォーミュラです。