PPN KEY NUTRITION / 04

EAA

ESSENTIAL
AMINO ACIDS
THE QUESTION

EAAか、
BCAAか。

筋タンパク質合成に
必要なのは、何か。

9 ESSENTIAL AMINO ACIDS BCAA MUSCLE PROTEIN SYNTHESIS
02 / WHAT ARE EAA?

9種類すべてに、
意味がある。

タンパク質は、20種類のアミノ酸によって構成されています。 そのうち、体内で十分に合成することができず、 食事などから摂取する必要がある9種類を 必須アミノ酸(Essential Amino Acids:EAA) と呼びます。

EAAには、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、 メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、 トリプトファン、バリンが含まれます。

2023年、International Society of Sports Nutrition (ISSN:国際スポーツ栄養学会)は、EAAに関するPosition Standを発表。 遊離型EAAと筋タンパク質代謝、運動、摂取量、 組成、摂取タイミングなどについて、 それまでの研究を包括的に整理しました。

重要なのは、
「刺激すること」と「作り続けること」は、
同じではないということ。

THE FOUNDATION ALL 9 MATTER. 9種類の必須アミノ酸。
03 / EAA vs BCAA

BCAAは、
EAAの一部である。

BCAAはEAAと別のカテゴリーではありません。 9種類の必須アミノ酸のうち、ロイシン、イソロイシン、 バリンの3種類を指します。

HIS HISTIDINE
ILE ISOLEUCINE BCAA
LEU LEUCINE BCAA
LYS LYSINE
MET METHIONINE
PHE PHENYLALANINE
THR THREONINE
TRP TRYPTOPHAN
VAL VALINE BCAA
EAA 9 ESSENTIAL AMINO ACIDS
⊃
BCAA 3 BRANCHED-CHAIN AMINO ACIDS
04 / TRIGGER vs SUBSTRATES

STARTING IS NOT THE SAME AS SUSTAINING.

刺激することと、
作り続けること。

01 / TRIGGER LEUCINE
+ BCAA

特にロイシンは、筋タンパク質合成に関わる 細胞内シグナルを活性化する重要なアミノ酸です。 BCAAあるいはロイシンだけでも、 筋タンパク質合成は一時的に刺激されます。

→
02 / SUSTAIN ALL
ESSENTIAL AA

筋タンパク質を実際に合成し続けるためには、 材料となるすべてのEAAが利用可能である必要があります。

ISSN POSITION STAND / 2023

個々のEAA、あるいはいくつかのEAAによって 筋タンパク質合成の刺激を開始することはできる。 一方、有意かつ持続的な刺激には、 すべてのEAAの摂取が必要とされています。

BCAA = PART OF EAA

※これは「BCAAに意味がない」ということではありません。 BCAA、とりわけロイシンによる刺激と、 筋タンパク質を構成するために必要なEAA全体の供給は、 区別して考える必要があります。

05 / EAA vs PROTEIN

同じではない。
競合でもない。

ホエイプロテインなどの高品質なタンパク質にもEAAは含まれます。 違いの一つは、摂取する時点での「分子の形」です。

01 INTACT PROTEIN

PROTEIN

ホエイなどのタンパク質

多数のアミノ酸が結合した状態。 摂取後、消化によってペプチドやアミノ酸へ分解され、 吸収されます。

02 FREE-FORM EAA

EAA

遊離型必須アミノ酸

すでに遊離アミノ酸の状態にあるため、 タンパク質としての消化過程を必要としません。 ISSNは、摂取後に末梢血中EAA濃度が速やかに上昇することを整理しています。

FREE EAA 3g
≈
WHEY PROTEIN 20g 約10gのEAAを含む条件
READ THE CONTEXT

ISSN Position Standでは、3gのEAAと、 約10gのEAAを含む20gのホエイプロテインで 同程度の急性MPS反応が報告された研究が紹介されています。 これは「EAAがプロテインより優れている」 「3gのEAAが20gのプロテインの栄養価を置き換える」 という意味ではありません。 プロテインとEAAは、目的や摂取場面によって使い分ける栄養戦略です。

06 / COMPOSITION MATTERS

SAME EAA DOSE. DIFFERENT LEUCINE RATIO.

EAAは「量」だけでなく、
「組成」を考える。

Katsanosらは、EAA総量を約6.7gに揃えながら、 ロイシン比率を変化させ、 若年者と高齢者の筋タンパク質合成反応を比較しました。

TOTAL EAA 6.7g
LEUCINE 26% vs 41%
YOUNG / 26% LEUCINE

MPS ↑

若年者では、ロイシン26%のEAAでも 筋タンパク質合成速度が有意に増加。

YOUNG / 41% LEUCINE

MPS ↑

若年者では41%条件でも有意に増加。 41%への増量による追加的なMPS増加は確認されませんでした。

ELDERLY / 26% LEUCINE

NS

高齢者では26%条件で、 筋タンパク質合成速度の有意な増加は認められませんでした。

ELDERLY / 41% LEUCINE

MPS ↑

高齢者では41%条件で、 筋タンパク質合成速度が有意に増加しました。

WHAT THIS STUDY SHOWS.

この研究は、少量のEAA摂取に対する反応が低下していた高齢者において、 ロイシン比率を高めることでMPS反応が回復したことを示しました。 一方、若年者では26%と41%の両条件でMPSが増加しています。 したがって「ロイシン41%がすべての人に最適」と結論する研究ではありません。 EAAは総量だけでなく、組成も考える必要があることを示す重要な研究の一つです。

Katsanos CS, Kobayashi H, Sheffield-Moore M, Aarsland A, Wolfe RR. Am J Physiol Endocrinol Metab. 2006;291:E381–E387.

07 / TIMING

BEFORE. DURING. AFTER.

運動後だけを、
考えない。

BEFORE EAA 運動開始前
→
EXERCISE TRAIN 血流・アミノ酸供給
→
AFTER EAA 運動終了後

筋タンパク質代謝に対する運動とEAA摂取の作用は、 それぞれ完全に独立しているわけではありません。 運動によって筋への血流が増加することで、 摂取したEAAの筋への供給も増加します。

ISSN Position Standでは、 レジスタンス運動前にEAAを摂取した場合、 運動終了後に摂取した場合より大きな同化反応が得られた研究が Key Pointとして整理されています。

一方、運動終了後1時間以内の摂取でも、 より小さいながら同化作用は確認されています。

THE PERSPECTIVE 運動によってアミノ酸需要が高まる時間帯に、
必要なEAAを利用可能な状態にしておく。
08 / ENERGY DEFICIT

必要量は、
状況によって変わる。

EAAの必要量は、常に一定とは限りません。

ISSN Position Standでは、 エネルギー摂取が不足した状態では、 正の全身タンパク質バランスを得るために必要となる EAA量が増加する可能性が整理されています。

紹介されている研究の一つでは、 5日間にわたりエネルギー摂取量を30%減少させた条件で、 正の全身タンパク質バランスを得るために必要なEAA量が 約3倍となりました。

減量期、階級制競技、持久系競技。
栄養戦略は、置かれた状況から考える。

EXPERIMENTAL CONDITION −30% ENERGY INTAKE / 5 DAYS
≈3× EAA REQUIRED FOR POSITIVE WHOLE-BODY PROTEIN BALANCE
READ THE CONTEXT

この結果は「減量中はEAAを3倍摂取すべき」という意味ではありません。 特定の実験条件で得られた結果であり、 エネルギー不足によってアミノ酸必要量が変化する可能性を示すものです。

09 / RESEARCH → FORMULATION

FROM EVIDENCE TO PRODUCT DESIGN.

研究を、
配合設計へ。

KATSANOS ET AL. / 2006 ≈6.7g TOTAL EAA
HIGH-LEUCINE CONDITION 41% LEUCINE / EAA
↓ PPN FORMULATION
00X' AAA+ALPHA / 1 PACK
6,688mg EAA
≈40% LEUCINE / EAA
001' PEPTO FORCE 3.1 / 3 SERVINGS
6,612mg EAA
≈40% LEUCINE / EAA

PPNでは、Katsanosらの研究を、 EAA製品を設計するうえでの科学的根拠の一つとして採用しています。

研究で用いられたのは約6.7gのEAA。 さらに、高齢者で筋タンパク質合成の有意な増加が確認された EAA混合物では、そのうち約41%をロイシンが占めていました。

PPNではこの研究を参考に、 「EAAの総摂取量」と 「EAAに占めるロイシンの割合」 という2つの視点を製品設計に取り入れています。

※Katsanosらの研究がPPN製品そのものの有効性を検証したものではありません。 また、ロイシン約41%の明確な優位性が示されたのは高齢者であり、 若年者では26%と41%の両条件で筋タンパク質合成が増加しています。 PPNではこの研究を、摂取量とアミノ酸組成を設計するための 科学的根拠の一つとして位置づけています。

10 / BEYOND FREE EAA

EAAを、
一つの形だけで考えない。

00X' AAA+ALPHAと001' PEPTO FORCE 3.1には、 遊離型EAAに加えて、乳タンパク由来のペプチド原料 PeptoPro®も配合しています。

FREE AMINO ACIDS
AA AA AA
↓ AMINO ACID
TRANSPORTERS
遊離型EAA
+
SHORT PEPTIDES
AA—AA AA—AA—AA
↓ PEPT1 ジ・トリペプチド
AA = AMINO ACID アミノ酸
PPN DESIGN CONCEPT DOUBLE TRANSPORT SYSTEM

遊離アミノ酸とジ・トリペプチドでは、 小腸から吸収される際に利用される主な輸送経路が異なります。 PPNでは、この違いに着目してEAAとPeptoPro®を組み合わせています。

WHAT IS PROVEN — AND WHAT IS DESIGN.

遊離型EAAとPeptoPro®を組み合わせることで、 EAA単独より筋タンパク質合成や長期的な運動成果が高まることが、 Katsanosらの研究やISSN Position Standによって 直接証明されているわけではありません。 異なる輸送経路という生理学的特徴と、 PPNがそこから構築した製品設計思想は区別して考える必要があります。

11 / CHOOSE YOUR FORMULA

TWO FORMULAS. DIFFERENT PURPOSES.

EAAを、
目的から選ぶ。

運動中のエネルギー補給まで一体化するか。 EAA・PeptoPro®・HMBをコンパクトに組み合わせるか。

00X’AAA+ALPHA【40g×20包/箱】シトラスフレーバー
01 / INTRA-WORKOUT FORMULA

00X' AAA
+ALPHA

6,688mg EAA / PACK
≈40% LEUCINE / EAA

EAA、PeptoPro®、糖質を一つのパッケージへ。 長時間のトレーニングや競技中に、 エネルギーとアミノ酸を同時に補給するための設計です。

EAA PEPTOPRO® CARBOHYDRATE
VIEW PRODUCT ↗
001'PEPTO FORCE 3.1【ADVANCE】5gスティック×60包/箱 パイナップルフレーバー
02 / COMPACT AMINO FORMULA

001' PEPTO FORCE
3.1

2,204mg EAA / SERVING
≈40% LEUCINE / EAA

EAAとPeptoPro®にHMBなどを組み合わせた複合設計。 1本あたりEAA 2,204mg、 3本で6,612mgのEAAを摂取できます。

EAA PEPTOPRO® HMB
VIEW PRODUCT ↗
※各製品は配合設計と推奨使用方法が異なります。 Katsanosらの研究に用いられたEAA混合物とPPN製品は同一ではありません。 詳細な原材料、栄養成分、摂取方法は各商品ページをご確認ください。
12 / FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

EAAの疑問に、
科学から答える。

EAAとBCAA、どちらを選べばいいですか? +
BCAAはロイシン、イソロイシン、バリンという 3種類のEAAです。特にロイシンは筋タンパク質合成を 刺激する重要な役割を持ちます。一方、筋タンパク質を 持続的に合成するためには、その他を含むすべてのEAAが 利用可能である必要があります。
BCAAには意味がないということですか? +
いいえ。BCAA、特にロイシンは筋タンパク質合成に関わる シグナルを刺激します。重要なのは、その刺激と、 新しい筋タンパク質を構成するためのすべてのEAAの供給を 区別して考えることです。
プロテインを飲んでいればEAAは必要ありませんか? +
十分なタンパク質を食事やプロテインから摂取できている場合、 EAAの追加摂取が必須とは限りません。 一方、遊離型EAAは少量で摂取でき、 タンパク質としての消化過程を必要とせず、 血中EAA濃度を速やかに高めるという特徴があります。 目的や摂取タイミングに応じた使い分けが重要です。
なぜPPNはロイシンを約40%にしているのですか? +
Katsanosらの研究では、約6.7gのEAAに占める ロイシン比率を26%から41%へ高めることで、 高齢者で低下していた急性の筋タンパク質合成反応が 回復しました。PPNではこの研究を製品設計の 科学的根拠の一つとして参考にしています。 ただし、約40%がすべての人に最適であると 証明されているわけではありません。
EAAは6.7g摂らなければ意味がありませんか? +
いいえ。ISSN Position Standでは、 安静時のMPS刺激は1.5g程度のEAAから報告され、 用量に応じた反応が整理されています。 6.7gはKatsanosらの特定の研究で用いられた摂取量であり、 すべての人に必要な固定量を意味するものではありません。
EAAは運動前と運動後、どちらに摂ればいいですか? +
ISSN Position Standでは、 運動前のEAA摂取が運動後摂取より大きな同化反応を示した 研究が紹介されています。一方、運動後1時間以内の摂取でも 同化作用は確認されています。 運動後だけに限定するのではなく、 運動する時間帯にEAAを利用可能にしておくという視点が重要です。
EAAとPeptoPro®を一緒に摂る理由は? +
遊離アミノ酸とジ・トリペプチドでは、 小腸で利用される主な輸送経路が異なります。 PPNはこの違いに着目して両者を組み合わせています。 ただし、併用によってEAA単独よりMPSや筋肥大が 大きくなることが確立しているわけではありません。
減量中はEAAを多く摂るべきですか? +
エネルギー不足ではEAA必要量が増える可能性がありますが、 必要量はエネルギー不足の程度、体格、食事、 トレーニング量などによって変わります。 特定の研究結果をそのまま一般的な摂取量として 適用することはできません。
13 / SCIENTIFIC REFERENCES

科学的根拠を、
原著から読む。

01

Ferrando AA, Wolfe RR, Hirsch KR, et al. (2023).
International Society of Sports Nutrition Position Stand: Effects of essential amino acid supplementation on exercise and performance.
Journal of the International Society of Sports Nutrition. 20(1):2263409.

02

Katsanos CS, Kobayashi H, Sheffield-Moore M, Aarsland A, Wolfe RR. (2006).
A high proportion of leucine is required for optimal stimulation of the rate of muscle protein synthesis by essential amino acids in the elderly.
American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism. 291(2):E381–E387.

本ページでは、研究対象、摂取量、比較条件を区別し、 原料・栄養素に関する研究結果とPPN製品そのものの効果を 混同しないよう記載しています。

14 / PPN PERSPECTIVE

RESEARCH × FORMULATION

9種類すべてを考える。

量だけでなく、
組成を考える。

運動後だけでなく、
運動前から考える。

そして、アミノ酸を届ける
形まで考える。

FORMULATED FROM EVIDENCE.