下記メルマガを配信致しました。
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週末に大阪で開催された全日本パワーリフティング選手権大会にチームメイトのサポートに行って参りました。
いつもPPN製品をご利用いただき誠に有り難うございます。
阿久津です。
引退してから初の全日本選手権ということで、現役時代とは違う気持ちと視点で選手の近くにいることができとてもよかったです。
大会期間を通してパワーリフティングという競技が持つ、全力を発揮する、欲しい結果は自分で選びにいく、個人競技のようで実はチームワークが成績に直結する、という要素を目の当たりにし、改めていい競技だなぁとつくづく感じました。
特に「欲しい結果は自分で選びにいく」というところに魅力を感じます。パワーリフティングでは挑戦する重量を自ら「選択」していきます。予め用意された同じ重量に選手一人一人が挑戦して、成功した選手だけがまた次の重量に一人ずつ挑戦していく、というようなスタイルではありません。次に何キロに挑戦するかは自分で決めます。挑戦できる機会は各種目3回ずつです。当然のごとくそこには成功と失敗があり、最終的な記録と順位に関わっていきます。逆転優勝を狙ってもいいし、2位を確定させてもいいわけです。欲しい結果は自ら選択し獲得し手にいれるしかありません。
お陰様で私の運営しているチームは男子のクラブ対抗戦を3連覇致しました。昨年までは私自身が団体戦の計算に使われるポイントで満点を取得しておりましたが、今年はそれがない状態でも団体戦に勝てたことはとても嬉しかったです。
チームを見渡せば多くの選手がどんどん成長してぐんぐん成績を伸ばされているのですが、先日たまたまノーベル賞受賞者の利根川進さんが出演された映像物を見ていて「なるほどぉ」と思うところがあったのでご紹介致します。
利根川さんが研究者として所属していた研究室では基本的に指導という指導はなくひたすら自由に研究してもらう環境だったそうです。その研究室からは何人ものノーベル賞受賞者が出ているそうで、その後に利根川さん自身が運営された研究室も同じスタイルを踏襲したそうです。
私が代表を勤めているチームの選手も皆さん自由に練習に取り組まれています。
どのような分野でも自由に能動的に取り組める環境にいることが最終的な到達点を高くしてくれるのかと思います(基礎の段階にある人は教えてもらった方が良い)。結局のところ考える力が育たないとスランプや停滞期を超えていくことはできないからです。
そして成長という点ではやはり一緒の時間を過ごす「人」という環境要素が特に大事かと思います。お互いが自由に能動的に取り組んでいる中で質問し議論していける、そういった環境が最高の環境かと思います。
独り言的なメルマガで失礼致しましたが、引き続き5月も何卒よろしくお願い致します!
阿久津貴史