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私は日々パワーリフターという選手生活を送りながらパワーリフティング専門ジム「TXP」の運営をしています。どのようなジムか簡単にご紹介しますと、在籍者の約70%がパワーリフティング選手です。選手以外のメンバー様もシリアスにトレーニングに取り組まれている方ばかりです。ジムは全国大会で団体優勝をかれこれ20回ほど達成してきております。つまり、在籍者の中には多くのチャンピオンが存在しています。私は人間観察が趣味なのでいろんな方の行動パターンや発言に注視しています。継続的に伸びる人には共通することが存在します。それはあらゆる場面で一貫性があるということです。
まず1つ目は何より一貫してルーティン通りの生活を送っています。継続的に伸びる人は決まった曜日の決まった時間にジムにいます。日本においてパワーリフティング選手=アマチュアなので基本的にどの選手も何かしらの仕事を持ちながら生活をしています。仕事の影響で生活環境をルーティン化しにくい部分もあったりするわけですが、それでも継続的に伸びる選手達は決まった曜日の決まった時間に練習しています。そのために仕事を変えたり住む場所を変えたりという選択をしてルーティン通りの生活を送っている方々もいます。
2つ目は課題への取り組みが一貫します。選手であれば誰でも克服したい課題を抱えています。課題が1つだけという人は存在しないと思いますが、継続的に伸びる人は一つの課題を克服(または一定水準まで)するまで一貫して同じ課題に取り組みます。なかなか課題を克服できなかったり、途中で新たなものが出てきてもすぐに変えたりしません。昨年たまたま同じ時に同じ場所にいた関係で私の後輩で既に何度もチャンピオンになっている選手の課題の洗い出しに付き合ったことがありました。その選手はその後一貫してその時の課題解決に取り組み、結果的に今年も記録をしっかり伸ばしていました。
3番目は一貫して長期目標を意識しているということです。このことは継続的に伸びる人の中でも特にチャンピオンになった選手、なった後も伸びている選手、そして今後チャンピオンになるだろうな、と思っている選手に共通しています。とにかくこういう人達は「何年後の〇〇大会でどうなる」「202○年の大会でどうなる」といったように数年先の長期の明確な目標を口に出します。途中で長期目標が変わったなと思う発言をする人はいません。
このように伸びる人は一貫した長期目標を持ち、目標を達成するために一貫して課題へ取り組み、それを実施するための支持基盤となる日々のルーティンをしっかり確率し一貫して実行し続けています。正に一貫性のある人生を送っているといえるのではないでしょうか。
私の場合は人の振り見て我が振り直すの精神で、継続的に伸びる人達に共通することを少しでも見つけて吸収しようという日々を送っています。
阿久津貴史