最近テレビコマーシャルでも聞くことが増えたインフォームドチョイスとインフォームドスポーツ。
そもそも何が違うのか?
何故2つもマークがあるのか?
アスリートの方々は気になっているかと思います。
まずこの2つの認証マークはどちらもイギリスに本社を置くLGC社(Laboratory of Government Chemist)のアンチ・ドーピング認証プログラムです。
インフォームドチョイスもインフォームドスポーツも実は分析は全く同じことをしています。
何が違うかというと分析の頻度です。
・インフォームドチョイスは月に1回、市場から商品を無作為に抜き取って分析にかけます。
・インフォームドスポーツは全製造ロットを分析し、分析結果を確認するまで販売してはいけない決まりです。インフォームドスポーツ認証を受けた製品も市場からの無作為分析が4ロット毎に実施されます。
ではドーピング検査対象アスリートとしてどちらを選べばいいかというとそれはインフォームドスポーツ一択です。
何故でしょうか?
それは全ロット分析且つ、分析結果が出るまで販売してはいけないのがインフォームドスポーツだからです。
インフォームドチョイスは市場に出ている商品を無作為に抜き取って毎月分析します。
こう聞くとものすごく厳格な体制のように聞こえますが、よくよく考えると既に市場に出て販売している製品を抜き取って分析をかけているわけです。
ということはその製造ロットを既に飲んでドーピング検査を受けたアスリートさんは必ず出てきます。
また、月に1回の分析というのはかなりの高頻度に思えますが、製品によっては毎日製造していて、製造工場が何箇所もあるものもあります。
もしアスリートさんの安全ということを優先事項にするのであれば全ロット検査のインフォームドスポーツ認証製品を選ぶしかありません。
何故2つも認証マークがあるのかというとこれはLGCのビジネス的な戦略でしょう。
現在国内ではインフォームドチョイスを取得している製品の方が多いですが、今後はインフォームドスポーツに切り替えていくメーカーさんも多いと考えています。
PPNではβ-ALANINEと360’PROJOINTでインフォームドスポーツを取得しています。
別の機会にインフォームドスポーツとBSCGのCertified Drug Freeプログラムの違いと何故弊社では2社で分析をしているかもご案内いたします。
PPN阿久津