トレーニング中にプロテインを摂取する理由
そもそも、プロテインはどういう目的で摂取するのでしょうか? それはおもに3つ。
- 十分な量のたんぱく質を摂取して、血液中のアミノ酸濃度を上げる。
- 筋肉の分解を防ぎ、筋肉の成長をうながす。
- 疲労の回復につなげる。
プロテインは、たんぱく質の含有率が高い栄養補助食品。アスリートにとっては必需品と言えます。ただ、プロテインを飲むだけで筋肉が大きくなわるわけではありません。
筋肉への刺激があってこそのプロテインなのです。だからこそ、トレーニング中もプロテインを飲む方がいるのかもしれません。
トレーニング中のプロテインは胃腸によくない?
ホエイプロテインの摂取はトレーニングの前後と就寝前、起床時などをすすめられています。いずれも、空腹のときです。では、トレーニング中にホエイプロテインを飲んだら、どうなるのでしょうか?胃腸は、たんぱく質をアミノ酸に消化しようとします。
しかし、トレーニング中は胃腸への血流が悪くなるので、消化の機能がうまく働きません。消化不良を起こすうえに、身体のパフォーマンスも落ちてしまいます。これが、トレーニング中にホエイプロテインを飲んではいけない理由です。
おすすめは吸収の早いプロテイン
ただし、吸収の早いプロテインであれば話は別です。ペプトプロを含んだペプトフォースのようなプロテインであれば、むしろトレーニング中から摂取しなければなりません。
トレーニング中におすすめの栄養素
トレーニング中はどういった栄養素を摂ればよいのでしょうか?
ジペプチド、トリペプチド、アミノ酸
たんぱく質ではなく、最初から分解されたジペプチド、トリペプチド、アミノ酸として摂取すれば消化の過程はいりません。胃腸に負荷をかけることなく、30分ほどで吸収されます。
糖質
強度の強い運動でエネルギーとして消費するのが、肝臓と筋肉にあるグリコーゲンです。ただ、グリコーゲンは十分に貯えても、強度が強い運動では2時間ももちません。グリコーゲンが切れると、筋肉を分解してエネルギーにしようとします。これは食い止めないといけません。
グリコーゲンの材料になるのが糖質(炭水化物)。運動時の糖質補給としては、クラスターデキストリンがお勧めです。
クエン酸
クエン酸は柑橘類や梅干しに含まれる有機化合物で、疲労の回復に役立ちます。グリコーゲンの貯蔵を助ける作用もあるだけに、トレーニング中に補給したい成分としては見逃せません。
ビタミンとミネラル
身体のあらゆる働きを機能させるために欠かせないのが、ビタミンとミネラルです。しかし、トレーニング中はビタミンが不足しがちで、ミネラルは発汗によって失ってしまいます。これらもしっかりと補給しましょう。
トレーニング中に欲しい栄養素がつまったPPNの「AAAペプト」
吸収の早いプロテイン摂取をして効率的なトレーニングを行いましょう。胃腸に負担をかけない形でたんぱく質や糖質、クエン酸、ビタミン、ミネラルを素早く吸収するのが理想です。

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