腱は鍛えられる。

腱は鍛えられる。

腱は「鍛えられない組織」だと思われがちですが、実はそうではありません。
 
腱は機械的な負荷に反応し、剛性や弾性率といった性質を変化させる「適応する組織であることが、研究で示されています。
 
適応に必要な要素は、「軽い重量で回数をこなすこと」よりも、“十分な強度”を確保することです。「ターゲットの腱に十分な張力がかかるか」ということが最重要ポイントです。
 
例えば、高負荷を保持するようなアイソメトリック運動(筋肉の長さを変えないで力を発揮する運動)は、腱の剛性や弾性率を変化させることが報告されています(Kubo et al., 2001)。
 
腱の特徴としては、筋肉より適応が遅い組織ということ。

筋力向上やスキル習得ペースに、腱を含めた結合組織の適応が追いつかないことが実はパフォーマンス停滞の一因になっている可能性すら考えられます。
 
最近では、「Mechanical Loading Continuum(MLC)」という考え方が提案されています。これは、生体に加わる mechanical loading(機械的負荷)を、低負荷から高負荷まで連続体として整理する概念です。その中でプライオメトリクス(例:ジャンプ運動など)は、上位に位置づけられています。高重量をゆっくり持つより、ジャンプをして着地するような動作の方が一瞬で腱に張力がかかるためです。

 

これまでプライオメトリクスは「神経系の適応」や「爆発力向上」の文脈で採用されてきましたが、今後は「腱の適応刺激」という視点から、腱の強さがパフォーマンスに関与する競技でプログラムに組み込まれていく可能性も考えられます。

 
高張力を長時間維持するアイソメトリック運動と、高速度で大きな張力を与えるプライオメトリクス。どのような mechanical loading の組み合わせが、欲しい腱を作るのか。これは今後さらに重要なテーマになっていくかもしれません。

 
腱は数日では変わりません。長期間に渡って、高強度の刺激に曝露することで適応していきます。当然その過程では、全身の部位に大きな負荷がかかり続けます。


だからこそ、筋肉だけでなく「関節・腱・結合組織のコンディション管理」という視点が重要になります。筋肉のことだけを考えていては100%とは言えません。

より詳しい情報はブログをご参照ください。

▶︎本ブログ

 

 

高みを目指す。だから関節のコンディションにも徹底的に拘る。

腱にも適応のポテンシャルがあることをご理解いただけたかと思います。筋肉だけでなく、関節・腱・結合組織を含めた身体全体のコンディションを整え、長期的に高いパフォーマンスを維持していく。ハイパフォーマンスやピークパフォーマンスを追求する上では、こうした視点も欠かせません。

『360' PROJOINT®』は、こうした「長期的に高いレベルで戦い続けたいアスリート」のために開発された関節系サプリメントです。筋肉のために栄養戦略を考えるのと同じように、関節コンディション管理の一つの選択肢としてご活用ください。

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  • 卵殻膜ペプチド(NEM®)250mg
  • ウコン抽出物(Turmacin®)250mg
  • オリーブ果実マスリン酸(P30)100mg
  • バイオペリン® 2.5mg

 

参考文献
Kubo K, Kanehisa H, Fukunaga T (2001) Effects of different duration isometric contractions on tendon elasticity in human quadriceps muscles. J Physiol 536:649-655 doi: 10.1111/j.1469-7793.2001.0649c.xd

 

追伸

パワーリフティング選手の現役時代に高重量をホールドだけする種目というのは比較的好んで実施していたのですが、今になって考えれば腱の強化という視点でプライオメトリクス的な種目も取り入れても面白かったなと考えています。

引き続き、皆さまと共にヒトの可能性を引き上げる挑戦を続けていきたいと思います。

阿久津貴史



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