「集中力が続かず、パフォーマンスが安定しない」「瞬時の判断力が鈍ってきた気がする」——こうしたトップアスリートやビジネスパーソンの悩みに対し、最新のスポーツ栄養学は新たな解決策を提示しています。
その鍵となるのが、コーヒーの果実から生まれた特許成分Cognatiq™(コグナティック)です(旧名:NeuroFactor™)。
2024年に発表された最新の研究を含む多くのエビデンスにより、この成分が単なる「覚醒」を超え、ワーキングメモリや反応抑制といった高度な脳機能に作用することが明らかになってきました。
この記事では、最新の査読済み論文を基に、Cognatiq™のメカニズムと、なぜ今この成分が「脳のパフォーマンスアップ」に不可欠なのかを専門的な視点から徹底解説します。

株式会社ピークパフォーマンスニュートリション(PPN)
代表取締役
パワーリフティングジム TXP代表(公式HP)
NPO法人東京都パワーリフティング協会 副理事長(公式HP)
元パワーリフティング選手(2023年11月の世界選手権を最後に引退)
2010年〜2023年105kg級日本代表(2021〜2023年団長)
2012〜2023年全日本選手権12連覇
NSCA-CPT(2001年取得)
NSCAストレングス&コンディショニングスペシャリスト(2004年取得)
公認スポーツメンタルコーチ

現在プライベートでは東京都立大学大学院人間健康科学研究科において認知運動制御研究の第一人者である樋口貴広教授の元で、脳機能と運動パフォーマンスに関する研究生活を送っている。
Cognatiq™(コグナティック)とは?コーヒー「豆」ではなく「果実」の力
Cognatiq™は、アラビカ種のコーヒーの果実(コーヒーチェリー)全体から抽出された特許成分です。私たちが普段飲むコーヒーは、果実の中にある「種子(豆)」を焙煎したものですが、実は廃棄されがちな「果肉」部分にこそ、脳を活性化させる独自のポリフェノールが含まれていることが近年の研究で判明しました。
この成分の最大の特徴は、カフェインの刺激に頼らずに脳機能を根本からサポートする点にあります。
- 独自のポリフェノール組成: クロロゲン酸類を含みますが、焙煎豆とは異なる特有の栄養プロファイルを持っています。
- 低カフェイン: コーヒー豆由来ではないため、カフェイン含有量は極めて微量(通常2%以下)であり、夜間の摂取やカフェインに敏感な方でも安心です。
名称変更について
以前は「NeuroFactor™(ニューロファクター)」という名称で知られていましたが、現在は「Cognatiq™(コグナティック)」という名称にリブランドされています。成分自体は同一の高品質なコーヒー果実エキスです。
なぜ「BDNF」が重要なのか?脳のインフラを整える作用
Cognatiq™が世界中の研究者やバイオハッカーから注目される最大の理由は、BDNF(脳由来神経栄養因子)への強力な作用です。BDNFは「脳の肥料(Miracle-Gro for the brain)」とも呼ばれ、神経細胞の成長、維持、修復に不可欠なタンパク質です。
BDNFの多角的な役割
BDNFは、脳の可塑性(新しいことを学習し、記憶する能力)の物理的な基盤を作ります。具体的には、シナプスでの信号伝達効率を長期的に増強させる「長期増強(LTP)」という現象に深く関与しています。
- 認知機能の維持: アルツハイマー病患者の血清BDNFレベルは、健常者と比較して有意に低いことが報告されています(Ng et al., 2019)。
- 睡眠の質: 不眠症患者においても末梢BDNFレベルの低下が確認されており、睡眠の質と神経可塑性の関連が示唆されています(Ballesio et al., 2022)。
- 疲労回復とメンタル: BDNFは疲労、痛み、うつ症状のバイオマーカーとしても注目されており、運動や活動の効果を測る指標となり得ます(Lukkahatai et al., 2025)。
Cognatiq™による驚異的なBDNF増加作用
臨床試験において、Cognatiq™(100mg)の摂取は、摂取60分後に血中のBDNF濃度を平均で143%増加させることが確認されています(Reyes-Izquierdo et al., 2013)。この劇的な増加作用は、生コーヒー豆エキスやクロロゲン酸単体、天然カフェインでは見られない、コーヒー果実特有の効果です。
有酸素運動がBDNFを増加させることは知られていますが、Cognatiq™によるBNDF濃度の増加は運動による効果をはるかに超えており、突出しています。
関連記事:筋トレでもBDNFは増える!
実は、ハードな筋力トレーニングもBDNFを増やす強力な手段です。筋肉から分泌されるマイオカインが脳に働きかけるメカニズムについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 筋トレは最強の「脳トレ」? 筋トレでも「BDNF」は増える! – the ppn
最新のエビデンス: ワーキングメモリと反応抑制への効果
BDNFの増加は、実際のパフォーマンスにどう影響するのでしょうか?2023年から2024年にかけて発表された重要な研究結果は、アスリートやビジネスパーソンにとって非常に興味深いものです。
1. ワーキングメモリと反応抑制の改善 (2024年最新研究)
Robinson et al. (2024)による無作為化二重盲検プラセボ対照試験(RCT)では、Cognatiq™の摂取が「ワーキングメモリ(作業記憶)」と「反応抑制(衝動的な反応を抑える能力)」を有意に改善することが示されました。
この研究では「Go/No-Go課題」が実施されました。その結果、Cognatiq™摂取群は、反応時間の短縮と正確性の維持を両立しました。これは、単に脳が興奮しているのではなく、「アクセルとブレーキ」の制御機能が向上していることを示唆します。
- ワーキングメモリ: 情報を一時的に保持し、処理する能力。複雑な戦術の理解や、マルチタスク処理の基礎となります。
- 反応抑制: 不要な情報を無視し、適切な行動を選択する能力。スポーツにおけるフェイントへの対応や、ビジネスでの冷静な意思決定に不可欠です。
2. ホスファチジルセリンとの相乗効果 (2023年研究)
Doma et al. (2023)の研究では、記憶力に不安を感じる健康な成人を対象に、Cognatiq™とホスファチジルセリン(PS)の配合物を摂取させたところ、認知機能パフォーマンスの有意な改善が見られました。
なぜこの組み合わせが有効なのか?
ホスファチジルセリン(PS)は神経細胞の「膜」を構成する主要成分であり、Cognatiq™によって増やされたBDNFは細胞の「内部」で働きます。つまり、PSで細胞の構造を整え、BDNFで機能を活性化するという、内と外からのダブルアプローチが可能になるためと考えられます。
3. 脳の機能的結合性の変化 (2021年研究)
Robinson et al. (2021)の研究では、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いた解析により、Cognatiq™摂取後に脳の特定領域間での機能的結合性が変化したことが観察されました。これは、脳内のネットワークがより効率的に情報を処理している可能性を物理的に裏付けるものです。
食事・運動・サプリメントの「相乗効果」を狙う
脳のパフォーマンスを最大化するためには、Cognatiq™単体ではなく、食事や運動と組み合わせる「包括的なアプローチ」が最も効果的です。
食事によるベースアップ
日々の食事で脳の土台を作ることも重要です。オメガ3脂肪酸(青魚)やフラボノイド(ベリー類、柑橘類)は、長期間にわたって脳の健康を支えます。Cognatiq™は、こうした栄養素が整えた土壌に対して、短時間で強力な「ブースト」をかける役割を果たします。
関連記事:食事で脳を育てる
BDNFを増やす食品はコーヒー果実だけではありません。青魚やナッツ、ダークチョコレートなど、科学的に証明された「脳に良い食べ物10選」をランキング形式で紹介しています。
▶ 【科学的根拠】BDNFを増やす食べ物10選!脳のパフォーマンスを食事で高める方法 – the ppn
カフェインとの違いと使い分け
多くの人が「集中力=カフェイン」と考えがちですが、Cognatiq™は全く異なるアプローチをとります。
| 特徴 | カフェイン | Cognatiq™ (コーヒー果実エキス) |
|---|---|---|
| 主な作用機序 | アデノシン受容体のブロック (眠気を感じさせなくする) |
BDNFの増加 (神経細胞の活性化・保護) |
| 体感の違い | 鋭い覚醒、興奮、心拍数上昇 | クリアな思考、落ち着いた集中 |
| 持続性 | 数時間で切れ、反動(クラッシュ)がある | 穏やかに作用し、反動が少ない |
| 長期的な影響 | 耐性がつきやすく、量が増えがち | 長期間の摂取で脳の健康を底上げ |
併用のメリット
Cognatiq™とカフェインは作用機序が異なるため、併用することで相乗効果が期待できます。カフェインで「覚醒スイッチ」を入れつつ、Cognatiq™で「脳の処理能力」そのものを高めるという戦略は、トップアスリートやエグゼクティブの間で実践されています。
摂取量と安全性について
科学的なエビデンスに基づいた推奨摂取量は以下の通りです。
- 推奨摂取量: 1日あたり100mg
- 摂取タイミング: トレーニング前、仕事や学習の開始前など、集中力を高めたいタイミングの30〜60分前が理想的です。
- 安全性: 一般的な食品成分としてGRAS(Generally Recognized As Safe)認定を受けており、安全性は高く評価されています。
まとめ: 脳のポテンシャルを引き出す「第3の選択肢」
これまでの脳機能サポートといえば、「カフェインで無理やり起こす」か「DHAなどで長期的に守る」かの二択になりがちでした。Cognatiq™は、その中間に位置する画期的な成分です。
- BDNFを143%増加させ、脳の神経回路を物理的にサポートする。
- 2024年の研究でワーキングメモリと反応抑制への効果が実証された。
- アルツハイマー病や睡眠障害で低下しがちなBDNFレベルをサポートする可能性がある。
私がパワーリフティングの現場で痛感するのは、肉体の限界を超えるためには「脳の指令」がクリアでなければならないということです。重量を挙げる一瞬の判断、極限状態での集中。これらを支えるのは、健康で活性化された脳です。
「筋トレによる刺激」「食事による栄養」「Cognatiq™によるブースト」。
この3つを組み合わせることで、あなたの脳と身体は、かつてないパフォーマンスを発揮する準備が整うはずです。
最先端成分を網羅した究極のフォーカス体験: 111'NEURO DRIVE

PPNが開発した111'NEURO DRIVEは、単一成分の効果に満足できない方のための、多角的脳機能サポートサプリメントです。最新のスポーツ栄養学に基づき、脳のパフォーマンスを最大化するための成分を厳選して配合しています。
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参考文献
- Robinson, J. L., Hunter, J., Kern, M., et al. (2024). Whole Coffee Cherry Extract Improves Working Memory and Response Inhibition: Acute and Longitudinal Results from a Remote, Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Clinical Trial. Nutrients, 16, 2348. https://doi.org/10.3390/nu16142348
- Doma, K., Lewis, E., Barracato, J., et al. (2023). A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel Study Investigating the Efficacy of a Whole Coffee Cherry Extract and Phosphatidylserine Formulation on Cognitive Performance of Healthy Adults with Self-Perceived Memory Problems. Neurology and Therapy, 12, 777-794. https://doi.org/10.1007/s40120-023-00454-z
- Wang, Z.-Y., Deng, Y.-L., Zhou, T.-Y., et al. (2025). Effects of natural extracts in cognitive function of healthy adults: a systematic review and network meta-analysis. Frontiers in Pharmacology, 16, 1573034. https://doi.org/10.3389/fphar.2025.1573034
- Lukkahatai, N., Ong, I., Benjasirisan, C., & Saligan, L. (2025). Brain-Derived Neurotrophic Factor (BDNF) as a Marker of Physical Exercise or Activity Effectiveness in Fatigue, Pain, Depression, and Sleep Disturbances: A Scoping Review. Biomedicines, 13, 332. https://doi.org/10.3390/biomedicines13020332
- Ballesio, A., Zagaria, A., Curti, D., et al. (2022). Peripheral brain-derived neurotrophic factor (BDNF) in insomnia: A systematic review and meta-analysis. Sleep Medicine Reviews, 67, 101738. https://doi.org/10.1016/j.smrv.2022.101738
- Ng, T., Ho, C., Tam, W., et al. (2019). Decreased Serum Brain-Derived Neurotrophic Factor (BDNF) Levels in Patients with Alzheimer’s Disease (AD): A Systematic Review and Meta-Analysis. International Journal of Molecular Sciences, 20, 257. https://doi.org/10.3390/ijms20020257
- Robinson, J. L., Yanes, J., Reid, M., et al. (2021). Neurophysiological Effects of Whole Coffee Cherry Extract in Older Adults with Subjective Cognitive Impairment: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Cross-Over Pilot Study. Antioxidants, 10, 144. https://doi.org/10.3390/antiox10020144
- Reyes-Izquierdo, T., Nemzer, B., Shu, C., et al. (2013). Modulatory effect of coffee fruit extract on plasma levels of brain-derived neurotrophic factor in healthy subjects. British Journal of Nutrition, 110(3), 420-425. https://doi.org/10.1017/S000711451200533X
- Carrillo, J. A., Arcusa, R., Xandri-Martínez, R., et al. (2025). Impact of Polyphenol-Rich Nutraceuticals on Cognitive Function and Neuroprotective Biomarkers: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Clinical Trial. Nutrients, 17, 601. https://doi.org/10.3390/nu17040601
本記事の内容は、科学的根拠に基づく情報提供を目的としており、医学的アドバイスを代替するものではありません。特定の健康状態や疾患の治療、サプリメントの摂取については、必ず医療専門家(医師・薬剤師)にご相談ください。特に医薬品を服用中の方は、自己判断での摂取を避け、必ず医療機関にご相談ください。