実は近年、クレアチン(クレアピュア®︎)はe-sportsや競技カルタなどの頭脳系選手にも使用され始めています。
以前は専ら、筋肥大や筋力・パワーアップという点において普及してきたクレアチンですが、そのポテンシャルは非常に高く、最近では、集中、短期記憶、注意力等の認知能力への効果が期待されています。また抗鬱の可能性に関しても研究されています。
クレアチンは体内で約95%が筋肉に、残り約5%が脳に存在します。クレアチン摂取によって、脳内クレアチン濃度は約8.7-9.2%上昇することがわかっています。
・クレペリン試験において後半の作業能力を維持
「Effects of creatine on mental fatigue and cerebral hemoglobin oxygenation」
*クレペリン試験とは、心理検査の1つで、単純計算を続け、ストレス・作業負荷をかける試験。
・作業記憶の改善や知能テストの成績向上
「Oral creatine monohydrate supplementation improves brain performance a double-blind,placebo-controlled, cross-over trial」
上記でご紹介したクレペリン試験は、15分の単純計算、5分の休憩、15分の単純計算の合計35分を実施するものです。クレアチンは筋系においては約30秒以下のパフォーマンスにおいて効果を発揮するとされていますが、脳においては約35分はパフォーマンスに好影響を与えているといえます。
競技中の精神疲労の上昇は、主観疲労の上昇につながり、最終的に競技遂行能力を低下させます。特に素早い判断などが要求されるスポーツの特に後半においては精神疲労レベルとパフォーマンスが直結しますので、クレアチン摂取による新たな恩恵が大いに期待できると思われます。
私個人としても日中の集中力への期待が大きいため、ウォッシュアウトを特に設けず試合後もクレアチンを摂取している1つの理由になっています。
PPN阿久津
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